こんにちは、年間の300日以上を海外生活をしているyoshiki-ojisan です。
私は仕事柄、年間の300日以上を海外出張し香港、シンガポール、マレーシア、台湾などを行き来していたのですが、現在はコロナ過の中で各国の渡航規制強化で簡単に往来出来なくなり台湾に長期滞在しています。
今回は台湾で怪我や病気になって病院で診てもらいたい時はどうすればいいのかをご紹介します。
はじめに
海外生活や旅行をするときに普段はあまり気が付きませんが、いざという時に予め知っておかないと困るのが病院事情です。
旅行先や滞在先で怪我や病気になってしまった時にいったいどうしたらよいのだろうと迷っていたら緊急を要する時にはとても危険です。
そんな万が一の事も考えて、そういった情報も予備知識として頭の片隅に入れておくといざという時に困らず対応できると思います。
以下台湾の病院事情をお伝えしていきます。
台湾の健康保険証
台湾では居留書や就労ビザを取得すると全民健康保険に加入します。
日本の国民健康保険のようなものです。
これは日本と同じ皆保険です。
詳しくは下記のサイトをご覧ください
https://ws.nhi.gov.tw/001/Upload/293/RelFile/Ebook/Japanese.pdf
保険証を持っていない人は必ずパスポートを持参しましょう。
病院の種類
医療施設としては大きな総合病院。
町のクリニックのような診療所。
東洋医学療法のような中醫。
があります。
総合病院
これは見出しの通り大きな総合病院です。
日本のように紹介状は必要なく受診できますが基本予約が必要です。
急な症状で受診したい時もそのまま受付から入れますが結構待たされます。
台北市内の有名な病院
馬偕記念病院
台大病院
台中市内の有名な病院
大里仁愛総合病院
童総合病院
台南市内の有名な病院
国立成功大学醫学院付設病院
郭総合病院
高雄市の有名な病院
高雄醫学大学附設中和記念醫院
この中和記念病院は私も入院したことがある病院です。
高雄榮民総醫院
などです。他にもたくさんありますが上記は有名どころです。
台湾で総合病院を探したい時は以下のサイトから検索してみるといろいろ探せると思います。
絞り込みでその他の地域や日本語対応なども出来るので探してみて下さい。
診療所
これは町のいたるところに見かけられます。
診療所には専門科があり、小児科、皮膚科、内科、泌尿器科など
それぞれの症状に合わせて行きましょう。
評判のいい診療所は混んでいますのでこちらも待たされることがあります。
ちょっとした症状の時は総合病院よりも診療所を使った方が便利ですが、日本語はほとんど通じません。
しかし先生達は皆丁寧に対応してくれます。
携帯の翻訳アプリだけでもなんとかなります。
私が使っているアプリはgoogle翻訳かLINEの公式アカウント LINE中国語(繁)通訳というアプリです。
台湾でとても便利なアプリの紹介記事もありますのでいろいろなアプリに興味がある人は是非そちらも参考にして下さい。
中醫(ちゅうい)
台湾での中醫は、漢方を中心とした東洋医学という位置づけです。
慢性的な体調不良の改善、例えば女性の冷え性や生理痛がつらい人など長い時間をかけて体質の改善をしていく感じです。
対して頭痛や腹痛、高熱などすぐに対処したい時は上記の診療所や病院に行きます。
これを西醫と言います。
私も針治療によく行きます。
台湾ではこちらも健康保険対象で診察料は初診料50元、先生の問診50元、針治療50元。
2回目から先生の問診が無い場合は、針治療だけでしたら20分~30分針を打ってもらって50元です。
マッサージよりも安いです。
尿路結石で救急車を呼んだお話
ある日の夜、仕事を終えて帰宅していつものようにシャワーを浴びた後にストレッチをしていました。
お腹を延ばす様に動いた瞬間腹部に違和感を感じました。
それでもそのままストレッチをしていたらだんだん腹部が痛くなってきて、しばらくトイレに座っていましたが、
さらに痛みが強くなり、これはまずいなと思って服を着て健康保険証と携帯をポケットにいれて、
病院へ行こうと思い外に出た瞬間に歩けなくなるくらいの激痛に変わりました。
私の住んでいるマンションは一階に管理人がいて本来はタクシーを呼んでもらって病院に行こうと思いましたが、
もうそれどころの痛みではなくて、救急車を呼んでもらおうと思いましたが中国語で何と言っていいのかわかりません。
台湾では日本と同じく救急車や消防車を呼ぶ時は119番です。
警察も日本と同じく110番です。
そのことは知っていたので私はLINEで「救命119」と書いて管理人に見せました。
ちなみに正しくは「幫我叫救護車(救急車を呼んでください)」もしくは「幫我叫119」でもわかると思います。
意味は「幫(手伝って、助けて)」「我(わたし)」「叫(呼ぶ)」となります。
「幫我叫」の文字の読み方変換がわからない人は幫(ほう)我(われ)叫(さけぶ)で変換できます。
管理人も私の状況を見てすぐにわかってくれたようで
管理人「好!。等一下!(わかった!。ちょっと待ってろ!)」
私の心「うん。プリーズ 急いで。後は任せた⤵」
数分後救急車が到着して、私はいつも行っている病院に行って欲しかったですが、それを伝える事は出来なくて搬送可能な病院へ運ばれました。
その際に私が取った万が一の対応は会社の同僚に一言「救急車で運ばれました」とLINEを送って、救急隊員に携帯のロックを外してもらい何かあったときに携帯が使えるようにしました。
これで私に何かあっても会社にはわかるでしょう。と覚悟するくらい痛かった。
病院に到着後は診察を受けて痛み止めを打って、尿路結石と診断されて病名がわかって一安心。
翌朝退院して、泌尿科に通院。
2週間後くらいに無事に天然石が出てきました。
もうあの痛みは味わいたくないなあ・・・
まとめ~適切に利用したい医療
海外では健康な時は全然気にならないですが、いざ病気や怪我をした時にどういった対応をすればいいのか、前もって知っていると何かあった時に適切な対応が遅れることなく出来ると思います。
日常の怪我や病気などは診療所での対応が便利です。
日本語は通じませんが私が行った診療所ではどの先生も親切に対応してくれます。
翻訳アプリだけでもなんとかなります。
緊急や症状がつらい時などは迷わず総合病院へ行きましょう。
タクシーで乗り付けても受付で救急ですと伝えれば救急対応してもらえます。
台湾では中醫のような東洋医学も主流で慢性的な症状などはそちらを受診してみてもいいと思います。
皆さんの台湾での生活がより良いものになりますように。
コメント