こんにちは、年間の300日以上を海外生活をしているyoshiki-ojisan です。
私は仕事柄、年間の300日以上を海外出張し香港、シンガポール、マレーシア、台湾などを行き来していたのですが、現在はコロナ過の中で各国の渡航規制強化で簡単に往来出来なくなり台湾に長期滞在しています。
今回はそんな台湾での一か月の生活費のリアルをお伝えします。
まずはじめにお伝えする事
台湾の物価は日本と比べるとだいぶ安いから生活費も安くなる!
というのはちょっと違うかもしれません。
確かに現地のローカルチックな生活をするならばだいぶ安く抑えられるかもしれませんが、
日本人が思う生活水準の暮らしを考えるなら台湾人の生活よりも必然的に高くなります。
私はどちらかというとミニマリストに近いかもしれません。
お酒も飲まないし、たばこも吸いません。趣味は仕事と映画鑑賞くらいですので普段の生活では特に大きな出費がありません。
ですので今回はそんな人の生活費と思っていただいて、そこにたばこを吸う人はどれくらい、お酒を飲む人はいくらくらい、趣味にいくらお金を使う、と上乗せしてもらうと台湾でのあなたの生活費が想像できると思います。
台湾の主要3都市の家賃相場は?
まずは住居費用。
私が部屋を探す時は台湾の賃貸検索アプリの591房屋というアプリを使います。
このサイトから住みたい地域、部屋の広さ、価格、その他の条件などを入力して検索をかけるとたくさんの物件が出てきます。
ここではまったく台湾の相場感や実情を知らない方に私の経験や知人からの情報をもとにどんな部屋がいくらくらいなのかをお伝えしたいと思います。
台北市の家賃相場
まず台北市では1万元(約4万円)以下で検索すると正直あまりいい部屋が見つかるとは思いません。
1万元~2万元の範囲で探してもらうと色々と選択が増えると思います。
ワンルームで13,000元(約52,000元)くらいを目安に、
2DKで15,000元(約60,000円)~20,000元(約80,000円)くらいで見つけられればいいと思います。
台中市の家賃相場
次に台中市ではグッと値段も下がってきて、
ワンルームで10,000元(約4万円)以下でもきれいな部屋は有ります。
2DKで15,000元 (約60,000円)前後で探せると思います。
高雄市の家賃相場
高雄市では価格では台中と同じくらいで、
ワンルームで10,000元(約4万円 )
2DKで15,000元 (約60,000円)
くらいでありますが、私の感覚では、台中と同じ価格だと若干築年数が古い気がします。
私の高雄の部屋は8,400元(約33,000円)です。
物件探しのとき配慮しなければならない6点
快適な台湾生活の物件探しには、日本では気にも留めない当たり前の様な事でも、より配慮(注意)しなければならない点があります。
あとあと、「そんなはずではなかった」と思わない様に下記の6点、是非チェックしてくださいね。
ゴミ捨て問題
私が台湾で部屋を借りる前の一番目の注意点は、ゴミ捨て問題です。
大きなマンションだと住人専用のゴミ置き場があるのですが、それが無い部屋だと自分でゴミ捨てに行かなければなりません。
台湾のゴミ捨て事情は公共の集積場はありません。
毎日決まった時間に決まった場所にゴミ収集車が回ってくるのでその時間に自分で捨てに行きます。
自分の仕事やライフスタイルと時間が合わないとゴミを捨てることが出来なくなりますので、管理人や仲介者に必ず確認しましょう。
台湾の部屋の浴室事情
台湾は殆どの部屋に浴槽はありません。ですので浴槽が欲しい人は物件が限られてきます。
また、トイレと一緒のユニットタイプが主流ですので、スペースが多少広くないと便器やトイレットペーパーがびしょ濡れになります。
逆にメリットはトイレをいつでも簡単に丸洗い出来るということです。
台所の問題
ワンルームの部屋には台所がない部屋が多いです。
たまにIHコンロがある部屋もありますが、換気扇はないので魚を焼いたり煙の出る料理は控えましょう。
私の自炊は煮る、蒸す、茹でるです。こまめに自炊したい人は確認しましょう。
ケーブルテレビの問題
テレビは第4台というケーブルテレビがあるのかを確認しましょう。
これがないとチャンネルは限られます。まあほとんどが中国語の番組なのですがケーブルテレビがあるとNHKや少しですが日本の番組もあります。
wifiはどうなのか
携帯があれば携帯からインターネットの共有ができますが、部屋に高速wifiがあると部屋でのネットがとても快適です。
家具付きかどうかチェック
台湾は家具付の部屋が多いです。
最低でもベッド、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、があれば引っ越し費用も抑えられるし、自然に故障した場合は大家さんが修理してくれます。
ぜひ備え付けのある部屋を探しましょう。
水道光熱費
水道料金と電気代は二ヵ月に一度請求書が来ます。
私一人暮らしの料金ですが、水道料金が二ヵ月で300~600元(約1,200~2,400円)
電気代が二ヵ月で1,000~1,800元(約4,000~7,200円)くらいです。
水道料金は自炊なし、シャワーのみなのでだいぶ安く済んでます。
電気代は夏のエアコン使用量次第ですが、2,000元(8,000円)を超えたことはないです。
食費(ほとんど外食か持ち帰り)
台湾はローカルの外食がとても安いです。目安として
朝食 / 30~60元
昼食 / 70~100元
晩御飯 / 70~120元
炒飯を買っても70元(約280円)くらいです。
また、自助餐店と言ってビュッフェ式の自分で好きな物をとって食べれるお店がありまして
いろいろな総菜を好きな量だけ選べます。
一人前100元(約400円)もあればお腹いっぱいになります。
このお弁当で105元(約420円)でした。
ちょっとしたレストランや百貨店などにいくと一人300元(約1,200円)~800元(約3,200円)くらいします。
家族4人で食べるなら自炊した方が安く済むかも知れませんが、一人分とかでしたら外で買う方が安いです。
私の場合は朝昼兼用、週に1~2回くらいは自炊でそれ以外はコンビニかローカル食なので一ヵ月の食費は大体9,000元(約36,000円)くらいです。
通信費
携帯電話の料金ですが、台湾の主な電話会社は中華電信、台湾大哥大、台湾之星、があります。
日本でいうNTT、楽天、auといったところでしょうか。
各社基本料金はいろいろありますが、おおむね4G使い放題2年縛りなどです。
私が契約したプランでは
中華電信 | 799元/月 | 4G使い放題、同電信の国内通話無料、2年縛り、SIMカードのみ |
台湾の星 | 999元/月 | 4G使い放題、同電信の国内通話無料、2年縛り、iphone11付 |
中華電信は他の携帯会社に比べて料金は少し高めですが台湾国内の電波が強いです。
台湾之星は私の契約時はiphone11が貰えたので毎月の料金は若干高いですが実際は他の会社よりも安いプランが中心です。
しかし正直電波は弱い時があります。
私の住んでる部屋が11階で電波が悪いんですよねえって言ったら、
建物の4階以上は電波が弱くなります。と言われました。
(今どきは4階以上の建物ばかりだけどなぁ。)
通信状態を気にする人は中華電信。
値段を押さえたい人は台湾之星。
台湾大哥大は料金などもこの2社の中間といった感じでそこまで高いプランはいらないけどある程度は電波状況が欲しいといった人向けでしょうか。
交通費
台北では地下鉄が多いので地下鉄移動が便利です。
台中はバスがたくさん走っていてとても便利です。
台中市民はICカードを使えば8km以内は公共バスは無料になります。
高雄にも地下鉄はあります。初乗りは20元(約80円)です。
地下鉄やバスを使う時は悠遊卡(ヨウヨウカーと発音します)が便利です。
日本でいうsuicaなどのチャージ式のICカードです。
地下鉄では割引もありますのでお得に使えます。
駅の窓口やコンビニで買えます。
コンビニの方がいろいろなかわいいデザインもあるのでコンビニで買いましょう。
「我要買悠遊卡」(ウォーヤオマイヨウヨウカーと発音してみてください)
「私は悠遊卡が買いたいです。」となります。
当然新しいカードにはお金がチャージされていませんので、
「我要加銭」(ウォーヤオジャーチェン)と言ってください。
「私はお金をチャージしたいです。」となります。
例え発音が悪くても身振り手振りで伝わります。
言葉が通じると旅や生活も楽しくなりますので積極的に話しましょう。
私は通勤にバイクを使っているのでガソリン代が月に300元(約1,200円)くらいです。
高雄の場合スクーターがあるととても便利です。
台湾は二人乗りが大丈夫なのでバイクの交通量がとても多いです。
(南部では時々3人乗り、4人乗りも見かけます。これは違法です)
日用品/雑費
こちらはティッシュやシャンプーなど生活消耗品費で大体1,000~2,000元(約4,000~8,000円)くらいあればたりると思います。
日用品の安いお店はこちらの記事を見て下さい。
交際費
友人と食事に行ったり、お茶したりなど。
私はゴルフをしないのですが、ゴルフをする人は台湾はゴルフ天国だそうです。
料金は安いし、すぐ近くにコースがあったりなど毎週のように行く知人もいました。
友人が少ない私は交際費は少なめの1,000元~2,000元(約4,000~8,000円)くらいです。
まとめ
家賃 | 8,400元(高雄市) | 約33,600円 |
水道光熱費 | 1,300~2,400元(2ヵ月) | 約5,200~9,600円 |
食費 | 9,000元 | 約36,000円 |
通信費 | 800元 | 約3,200円 |
交通費 | 300元 | 約1,200円 |
日用品/雑費 | 1,000~2,000元 | 約4,000~8,000円 |
交際費 | 2,000元 | 約8,000円 |
合計 | 22,800~24,900元 | 約91,200~99,600円 |
これである程度の目安にはなったかと思いますので、ここに皆さんの思うライフスタイルに合わせて、
何の金額を増やして何の費用を減らしたりとカスタマイズしていけば台湾でのおおよその生活費が想像出来るのではないでしょうか。
皆さんの快適な台湾生活を願っています。
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